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2025年10月15日年 の記事
戸建て住宅に住んでいると、「隣家や道路からの視線が気になる」「庭でくつろぎたいけれど外から丸見えは避けたい」――そんな悩みを持つ方は多いはず。
そこで役立つのが 目隠しフェンス です。プライバシーを確保しつつ、家や庭の雰囲気に合わせて選ぶことで、外構全体のデザイン性もアップします。

この記事では、目隠しフェンスの種類や選び方のポイントを解説しながら、実際の施工事例を4つご紹介します。



■ まず押さえたい「選び方のポイント」
1)高さの目安
立位の視線=H1600〜1800、座位の視線=H1200前後が目安。
既存の地盤高や設置場所の段差で“見え方”が変わるので、現地で目線チェックが必須。

2)素材と質感
アルミ形材(直線的・耐久性◎)、木調アルミ(上質感)、樹脂/人工木(温かみ・メンテ性)など。
外壁やサッシ色との相性で選ぶと失敗しにくい。

3)すき間設計
“完全目隠し”は遮蔽力が高い反面、圧迫感・風荷重が増えがち。
10〜20mm前後のスリットは風や光を通しつつ、視線だけをやわらかく遮れます。

4)設置場所で施工方法が変わる
地中の基礎を新設するのか、既存ブロック上に建てるのか、境界芯からの離隔はどうするのかで、支柱ピッチ・根入れ深さ・金具の種類・補強方法が変わります。

パシオンでは既存ブロックの健全性(ひび・鉄筋・天端)を点検し、必要なら控え壁・増し積み・独立基礎など現場に応じて選択。また、敷地条件などに合わせて支柱ピッチ/根入れを設計しております。



■ 目隠しフェンスの主なタイプ
mekakushi-fence-horizontal-aluminum-design
横目隠し(横板/横ルーバー):視線カット力が高く、モダン。すき間量の調整で抜け感を設計。
mekakushi-fence-vertical-slats-design
縦格子:正面からの抜け感はあるが、斜め方向の視線をコントロールしやすい。和洋どちらにも馴染む。
mekakushi-fence-woodgrain-aluminum-design
木調アルミ/樹脂木:温かみと上質感。色合わせで外観に自然に溶け込む。
mekakushi-fence-semitransparent-panel-design
半透明パネル:光は通し、輪郭はぼかす。クールな印象に。


■ 施工写真で見る―4つの実例
事例1:連続性で“壁”のように仕立てる横目隠し
mekakushi-fence-resilia-ym1-sansilver-h2400-example
三協アルミ レジリアYM1型 H24支柱 本体H1200×2段施工/サンシルバー
 ・YM1型は横ラインデザインの完全目隠しタイプ。

 ・H24支柱にH1200本体を2段で連接し、連続面をつくって強い遮蔽力を確保。

 ・シルバー系は建物の白〜グレー外壁と好相性で、シャープで軽快な印象に。

 ・高尺でも“横ライン”で水平感が出るため、圧迫感を抑えやすいのがポイント。



事例2:風を通しつつ視線をコントロールするルーバーフェンス
mekakushi-fence-resilia-yl1-louver-darkbronze-h2000-example
三協アルミ レジリアYL1型 H20支柱 本体H1000×2段施工/ダークブロンズ
 ・レジリアYL1型はルーバーフェンス。羽板を角度をつけて配置しているため、正面や斜めからの視線はしっかり遮りつつ、風通し○。

 ・H1000本体を2段重ねて高さ約2mとし、視線を効果的にカット。

 ・ダークブロンズのカラーが庭の植栽や建物の外観と調和し、落ち着きのある高級感を演出。



事例3:温かみ×メンテ楽ちんの樹脂フェンス
mekakushi-fence-ecomock-h1650-greige-woodstyle-example
エコモックフェンス H1650/板幅145mm・すき間10mm・8段貼り/グレージュ(柱・金物:ステンカラー)
 ・すき間10mmで風抜けと目隠しのバランスを最適化。

 ・隣地境界側に柱、敷地側に“おもて面”を向け、居室や庭からの見え方を最優先。

 ・グレージュの柔らかな色味で、ナチュラル&上品にまとまります。

 ・樹脂材は反り・褪色が起きにくく、メンテが軽いのも嬉しいポイント。



事例4:既存ブロックを活かしたリフォーム仕立て
mekakushi-fence-chatrena2-h1200-wood-urban-gray-reform
既存化粧ブロックに1段増し積み(ケミカルアンカー併用) → シャトレナツー2型 H1200/クラフトチェリー+アーバングレー
既存を活かしつつケミカルアンカーで堅固に増し積みし、その上に木調×グレーの組み合わせで上質モダンに。

|ケミカルアンカーって?|
既存コンクリートに穴をあけ、接着剤(樹脂)を注入して金属のアンカーボルトを固定する方法。樹脂が固まるとがっちり一体化し、振動や水に強いのが特長。

リフォームでも高さ調整と意匠のアップデートが同時に叶います。


■ よくあるお悩み→設計のコツ
・圧迫感が心配:高さを一律にせず、必要箇所だけ高く・それ以外は低め+植栽で柔らげる。

・風が強い地域支柱ピッチを詰める/根入れを深くする。板幅広め+すき間ゼロは避け、10〜15mmのスリットを。

・室内の採光を確保したい:アイレベルのみ目隠しし、上部は抜くか半透明を組み合わせる。

・経年の汚れが不安濃色は埃が目立ちにくいが、白華は目立つことも。水洗いのしやすい動線を確保。



目隠しフェンスは、ただ「視線を遮る」だけでなく、高さ・すき間・素材選びによって住まい全体の印象を大きく左右します。
アルミ形材でシャープに、木調デザインで温かみを、樹脂フェンスでナチュラルさを――同じ“目隠し”でも仕上がりの雰囲気はまったく異なります。

また、設置場所や施工方法を適切に選ぶことで、安全性や耐久性も確保できます。
とくに戸建て住宅では「どの方向からの視線を遮りたいのか」「圧迫感をどう抑えるか」を丁寧に検討することが、快適な庭時間につながります。

今回ご紹介した4つの事例のように、それぞれの敷地条件やデザインの好みに合わせて選べば、プライバシーと景観を両立した理想の外構を実現できます。
“隠したいところはしっかり隠し、見せたい景色はのびやかに残す”――そんなバランスを意識して、目隠しフェンスを計画してみてください。

「わが家ならどの高さ・どの素材がいいかな?」と具体的に気になった方は、ぜひお気軽にご相談ください。
現地での視線チェックやシミュレーションを通じて、暮らしにぴったりの目隠しプランをご提案いたします。

 
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